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Thanks OSS Award Presented by Toyokumo
2026 First half

活動について

活動の背景

SaaSを事業とする弊社では、さまざまなOSSを利用して製品を開発しています。
OSSは弊社製品を開発するために必要不可欠な物です。しかし、多くのOSSは個人で開発されています。
個人の趣味や興味で始めたOSS開発は、基本的にボランディアであり、無償です。利用者が増えて有名になればなるほど、サポート対応は増えてしまいます。 その分疲弊も増していき、最後には「開発自体をやめる」という選択に至るケースも見受けられます。 個人の限られた時間を、無償のOSS開発に割ける人は、ごく一部の限られた人だけ。開発にかける時間やモチベーションを長い間、保ち続けることは非常に難しいことです。
この課題について弊社なりに考えた結果が支援活動でした。
OSS開発者の貢献に対する感謝を示していきたい。 少しでもOSS開発を継続するモチベーションの維持になれたらと思い、金銭的な支援で、OSS開発を応援したいと思い活動を始めました。 多大な恩恵を受けている弊社としては、まずはソフトウェアエンジニア一人分の年収を目安として支援を継続したいと考えています。

活動の目的

OSS開発者がこれまで通りに開発を継続することを応援するための支援活動です。
あくまでも、一方的な支援のため、弊社に対して特別な対応(機能追加・サポート対応など)を求めるものではありません。 OSSの開発が継続していくことを願っての活動となっています。 そのため、弊社の支援活動は単年のものではなく、毎年、支援対象者を選定して支援を続けていく活動です。

トヨクモのOSSへの考え方

OSSの価値は、今あるコードから受ける恩恵のみによって計られるべきではないと考えています。
どのようなものを作るか考えた時間、IssueやPull Requestでのやり取りに使った時間、ドキュメントを整備した時間、開発が回り続けるように環境を整備した時間など、コード以外への貢献も含めたすべての集積がOSSの価値を形作っていると考えています。
AIによって似たものを簡単に作れる時代になったとしても、それはこれまで関わってきた人たちの労力の積み重ねを否定するものではありません。
我々は、このような考え方でOSSというものを見ており、それは今後も変わることのない基準です。

支援内容

支援の年間目標

弊社製品の開発にも必要不可欠なOSSの開発者の貢献に感謝を示すとともに、OSS開発を継続するモチベーションの維持に繋がればと思い、ソフトウェアエンジニア一人分の年収を目安とした、年間1,000万円(日本円換算)をOSS開発者の金銭的な支援活動を継続しています。

選考の基準

弊社の製品開発に使用しているライブラリ/ツールや、使ってみたいライブラリ/ツールなどの中から、貢献度や有望性などをさまざま議論して選定しています。 一部には、担当者の独断と偏見で選定したものもありますが、OSS自体の優劣には関係がありませんので、ご理解ください。

支援期間・支援方法

対象者や支援金額は、半年ごとに選定をし決定します。 支援の方法は「GitHub Sponsors」を通して、決定した金額を一括にて支援します。 本年度の支援活動に関しては、以下の内容で支援します。

  • 支援金額については、半年ごとに選定を見直し、決定した金額を一括で支援することを基本とします。
  • 一括での支援を許可していない場合など、一部の方は半年分相当の金額を月額換算して月額で支援します。
  • 支援金額はGitHub Sponsorsの手数料(+6%)を含めた金額です。
支援活動の実績総額:$282,317
※現在までの合計支援金額

本年度の選考結果

2026年度(1月〜6月)
合計支援金額:
$31,090
※特定のOSS開発者以外に Clojurists Together への支援金額も含みます
JavaScript
Newcomer
翠 氏

Vite

翠 氏

支援金額
$6,360/one-time [January to June 2026]
選定理由
Vite を中心とした多数のフロントエンドツールへ精力的にコントリビュートしており、日本の若手 OSS 開発者として大きく活躍している。
Go
Newcomer
Ken'ichiro Oyama 氏

deck

Ken'ichiro Oyama 氏

支援金額
$3,180/one-time [January to June 2026]
選定理由
担当者推薦。Markdown から Google Slides を生成する deck をはじめ、多数の OSS を精力的に開発し公開している。
JavaScript
Newcomer
Boshen 氏

Oxlint, Oxfmt

Boshen 氏

支援金額
$3,180/one-time [January to June 2026]
選定理由
Rust で書かれた高速な JavaScript/TypeScript 向けツールチェイン Oxc の中心メンテナとして、フロントエンド開発の効率化に貢献している。
PHP
Newcomer
Nuno Maduro 氏

Pint

Nuno Maduro 氏

支援金額
$2,120/one-time [January to June 2026]
選定理由
Laravel コアチームのメンバーであり、PHP のコードスタイル自動修正ツール Pint をはじめ多くの PHP OSS を開発している。
JavaScript
Newcomer
Devon Govett 氏

Lightning CSS

Devon Govett 氏

支援金額
$2,120/one-time [January to June 2026]
選定理由
Lightning CSS は Tailwind CSS の依存先にもなっており、フロントエンドのスタイリング基盤として大きな役割を果たしている。
PHP
Newcomer
Tomáš Votruba 氏

Rector

Tomáš Votruba 氏

支援金額
$1,060/one-time [January to June 2026]
選定理由
Rector は PHP のリファクタリングやアップグレードを自動化する静的解析ツールであり、PHP プロジェクトの保守性向上に大きく寄与している。
Python
Newcomer
Mickaël Schoentgen 氏

Watchdog

Mickaël Schoentgen 氏

支援金額
$1,060/one-time [January to June 2026]
選定理由
watchdog はファイルシステムイベントを監視する Python ライブラリで、多くの開発ツールやアプリケーションの基盤として広く利用されている。
TypeScript
React Navigation

React Navigation

React Navigation

支援金額
$1,060/month [January to June 2026]
選定理由
React Nativeでアプリを作る上で必要不可欠のツールとなっている。
Clojure
AI
Bruce Hauman 氏

Clojure MCP

Bruce Hauman 氏

支援金額
$1,060/one-time [January to June 2026]
選定理由
ClojureのMCP(Model Context Protocol)実装として、AIエージェントとClojureアプリケーションの統合を可能にし、Clojure開発におけるAI活用の新たな可能性を広げている。
JavaScript
Claudéric Demers 氏

dnd-kit

Claudéric Demers 氏

支援金額
$1,060/one-time [January to June 2026]
選定理由
dnd-kitは既に弊社製品で多く利用されており、フロントエンド開発に役立っている。
Clojure
Sean Corfield 氏

next.jdbc

Sean Corfield 氏

支援金額
$530/one-time [January to June 2026]
選定理由
next.jdbcはClojureからRDBを操作する上で欠かせないライブラリとなっている。
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